EVENT & NEWS
2020 FARM TO DENQUINA vol.1開催しました。
FARM TO DNQUINA vol.1
食を囲むことは幸せのシンボル!
生産者とつながる食堂とマーケット
第1回目は、8月22日(土)に開催しました。
2017年4月に社員食堂がスタートして3年が経ちました。
週に2回個人で営むちいさな農家の方を主に季節の野菜を選りすぐることなく届けてもらい、今日はどんなメニューにしようかなとスタッフの顔を想い巡らせ楽しみに仕込みを進めています。
このfarm to denquinaはご縁のある農家の方や同じ想いのある方々をお招きしてみなさまとの交流の場、食へのアクセスの場になれたらと日常に寄り添うちいさなマーケットを開催していきます!
第1回目GUEST
めぐる八百屋 オガクロ(Organic Crossing) 出口晴久
自然循環や野菜の命、子どもたちの未来に向き合う農家やこれからを担う若手農家の野菜を扱う。
在来種、固定種など多くを扱う。
自分たちの暮らしが誰かの暮らしや笑顔につながっていることを常に意識しながら野菜を販売し農と暮らしの繋がりを作ることを大切に様々な取り組みを行っている
この日は、身近な麦の穂や大きな葉っぱがついたままのハスイモや種もたくさん持ってきてくれました。
画像を見ながら種のことや出口さんの畑の様子など、お話し会がスタートしました。
世の中に流通されているものはどんどん均一化され、それ以外のものは
はねられ市場に出回らないことが多いそうです。
例え不揃いでも不作であっても、いきものに変わりはなく
その特性を生かし、受け入れ、素材を楽しむことが出来たら。
これは人間にも同じことが言えるのではないでしょうか。
個々の在り方を尊重して多種多様な社会となれたら。
種に意識を向けることで、様々な角度から社会を捉え直せたら
よりよい未来があるのではないかというお話でした。
出口さんが取り組んでいる流域のお話も聞くことができました。
持ってきてくれた、たくさんの種のありのまま姿がとても素敵でかっこよく
お話の中で「野菜はいきもの!」ということばが印象的でした。
実際に種と意識していなかったようなお米や麦も、よくよく考えてみたら元は種だということにも気付き
あたらしい発見となりました。全ての始まりは種なんだということも改めて感じました。
自然災害が多くなり、新型コロナウィルスでグローバルな経済や社会、流通が麻痺したことで
自分が身を置く場所の源流から下流までを意識しながら
自然に寄り添った暮らしをより大切にするよりよい機会となりました。
日々、目先のことだけを見て、暮らしに追われている現状から
ほんの少し意識を向けることで、視野が広がり、循環できることはたくさんあるとしみじみ思いました。
分断化された社会や暮らしを少しずつ繋ぎ合わせていきたいなと思います。
私たちスタッフも今回初めて見たり聞いたりすることがたくさんありました。
これからも、私たちの暮らしの中の”循環”をもっと身近なものとして感じられるよう
信頼ある生産者の方たちやご縁もある方たちと繋がる場としてデンキーナから発信していたけらと思います。
最後になりますが、出口さんありがとうございました!